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車を運転する際に装着が義務付けられているシートベルトですが、運転席のシートベルトをしていても助手席に荷物を置いている状態では『ピーピー』と警告音が鳴ってしまうことがあります。
警告音はしばらく走行すると消えますが、『ピーピー』と警告音が鳴っている間は運転に集中できないという方もいるのではないでしょうか。
結論としてシートベルト警告音と警告灯は、全ての車種において配線(カプラー)を取り外すことで簡単に解除できます。しかしトヨタ車とダイハツ車においては、配線を取り外さなくても解除する設定が用意されています。また配線がよくわからない方でもシートベルト警告音と警告灯を解除する方法があるため、それぞれの方法を参考にしてみてください。
この記事では、トヨタ車とダイハツ車のシートベルト警告音や警告灯を解除する方法、警告音と警告灯を解除した場合の車検基準や注意点について紹介させていただきます。
トヨタ車とダイハツ車のシートベルト警告音を解除する方法
トヨタ車とダイハツ車のシートベルト警告音を解除する方法に関しては、2008年以降のモデルであればトヨタ車とダイハツ車全般に共通する方法です。2008年以前のモデルでも車種によっては適応します。
エンジンがかかっていない状態で停車している車に乗り込み、キーまたはエンジンスイッチをONにした状態で車のメーターパネルにある『ODO/TRIP』ボタンを『ODO』表示にします。
この状態でいったんキーまたはエンジンスイッチをOFFにし、もう1度キーまたはエンジンスイッチをONにしすぐに『ODO/TRIP』ボタンを10秒以上押しっぱなしにします。
『ODO/TRIP』ボタンを押しっぱなしの状態でシートベルトを装着すると、『ODO』の表示部分に『b-on』と表示されます。
そのままもう一度『ODO/TRIP』を押すと『b-off』。もう一度押すと『b-on』に切り替わります。
『b-off』の状態で10秒ほど待つと『ODO』または『TRIP』表示に戻ります。この操作で警告音を解除することができます。
また運転席と助手席はそれぞれ別で設定する必要があるため、運転席の設定完了後に助手席も同じ設定を行います。
助手席の設定を行う際は、誰かに同乗してもらうか助手席に重い荷物を乗せた状態でキーまたはエンジンスイッチをONにします。
運転席の設定と同じようにキーまたはエンジンスイッチをOFF、もう1度キーまたはエンジンスイッチをONにし『ODO/TRIP』ボタンを10秒以上押します。
『ODO/TRIP』ボタンを押しっぱなしの状態で、助手席のシートベルトを装着し『b-on』の表示に変わったら、もう一度『ODO/TRIP』を押し『b-off』に変更します。
10秒ほど待って『ODO』または『TRIP』表示に戻れば、助手席側のシートベルト警告音も解除になります。
そしてこの設定の注意点としては、シートベルト警告音が解除されても警告灯は点くということです。
シートベルト非装着で走行した場合、警告音は鳴りませんが警告灯はこれまで通り赤く点滅します。
そのため警告音と警告灯を完全に解除したい方は、シートベルトバックルに付いている配線のカプラー(コネクター)を外すか、シートベルトエクステンダーを取り付ける方法になります。
トヨタ車とダイハツ車のシートベルト警告灯を解除する方法
トヨタ車とダイハツ車のシートベルト警告灯を解除する方法に関しては、トヨタ車とダイハツ車に限らず全ての国産車に共通する方法です。
シートベルトの警告灯と警告音は、シートベルトをしないまま人が座ったり、20kg以上の荷物を座席に置いた状態で走行することで、センサーが感知する仕組みになっています。
そこでシートベルトを差し込む部分である、シートベルトバックルに付いている配線のカプラー(コネクター)を外すことで、センサーの信号を遮断して警告灯と警告音を解除することができます。
配線のカプラーはシート下を覗いてみると簡単に見つけることができ、すぐに取り外せるので費用もかかりません。
他にはシートベルトエクステンダーという部品を購入し、シートベルトバックルに取り付けることで一時的に警告灯と警告音を解除することもできます。
運転席のシートベルトをしていても、助手席に荷物を置いている状態では警告音が鳴ってしまうことがあります。
警告音はしばらく走行すると消えますが、警告灯が点滅して運転に集中できないという方もいるのではないでしょうか。
その際に警告灯や警告音を解除することは有効ですが、一時的に警告灯や警告音を解除する場合は、シートベルトの付け忘れにご注意ください。
シートベルト警告音と警告灯の車検基準や注意点について
車のエンジンを始動させ、シートベルトが非装着の場合メーターパネル内に警告灯が点灯します。更に非装着の状態で走行すると警告音が鳴ります。
警告灯と警告音の車検基準に関しては、車検時に警告灯が正常に作動することが条件であり警告音には詳しい規定がありません。
また平成6年3月31日以前に製造された国産車、平成7年3月31日以前に製造された輸入車は対象外です。
現在の車はシートベルトの警告灯が車検時の検査項目であるため、警告灯を解除した状態では車検を通すことができません。
そのためシートベルトバックルの配線を外したり、シートベルトエクステンダーを取り付けている場合は、車検時に元に戻す必要があります。
警告音は解除した状態でも車検を通すことができますが、車検時の検査員によっては警告音が鳴らないことで不適合にされるケースがあり注意が必要です。
なかには警告灯と警告音を解除してある状態でも車検を通してくれる所もありますが、ディーラーや陸運局に持ち込む場合は厳しいです。
また車を運転する際はシートベルトの装着が必要です。通常はシートベルトの付け忘れがあっても警告音が鳴り気付くことができます。
シートベルトの警告灯と警告音を解除する場合は、シートベルトの付け忘れが無いかを必ず確認してから車を走らせましょう。