カーブログをご覧いただきありがとうございます。
車のドレスアップ(カスタム)で人気の高いローダウンですが、取り付けにかかる費用や取り付け後のメンテナンスを考えてダウンサスを選択することがあります。
通常ダウンサスを取り付ける場合は、純正サスをダウンサスに交換するだけで純正ショックも同時に交換するという方は少ないと思います。
しかし、ダウンサスの取り付け方によっては純正ショックの寿命を大きく縮めてしまう可能性があるため注意が必要です。
この記事では、ダウンサス取り付け後の寿命や純正ショックへの影響について紹介します。
ダウンサスの寿命はどのくらいか?
ダウンサスの寿命に関しては、純正サスと同様に大きな破損などが無い限り半永久的に使用することができます。
実際に新品の状態から使用して、10万km程度の走行で-5mm程度のヘタリが出てくる物もありますが、まだまだ問題なく使用することができました。
ダウンサスを取り付ける場合は、メーカー保証が長い物やヘタリ保証が付いている物を選ぶとより長く使用することができると思います。
純正ショックの寿命はどのくらいか?
純正ショックの寿命に関しては、一般的に走行距離10万km程度だと言われています。
しかし、平坦な道ではなく段差の多い道を走行したり積載物などによりショックに過度な負担がかかる場合は、走行距離にかかわらずショックがダメになってしまいます。
純正ショックが寿命を迎えると車が揺れた時に長く揺れ続けたり、カーブを曲がる時に車体の傾きが大きくなります。
また、走行時に足回りからカタカタといった異音が発生する場合もあります。
ダウンサスによる純正ショックへの影響は?
当然ですが車の足回りは、純正の状態でベストなセッティングになっています。
そのため、純正ショックのままダウンサスを取り付けることでベストなセッティングを崩してしまうことになります。
-20mm程度のローダウンであればそこまで大きな問題ではありませんが、それ以上のローダウンとなると純正ショックにかかる負担が大きいため、純正ショックの寿命を縮めてしまいます。
しかし、ダウンサスのメーカーによってはダウン量が-30~-40mmの物でも純正ショックにある程度対応できる仕様になっています。
まとめ
ダウンサスにてローダウンする場合は、純正ショックにダウンサスを取り付けるというスタイルが主流となっています。
しかし、ダウン量が-40mm以上のスーパーダウンや乗り心地を配慮して柔らかいサスを付けてしまうと純正ショックの寿命を縮めてしまうため注意が必要です。
また、純正ショックとダウンサスによる過度なローダウンは、足回りのゴム製パーツにも大きなダメージを与えてしまいます。
乗り心地の悪化や各パーツへの影響を防ぐためには、純正ショックではなく取り付けるダウンサスに適した社外品のショックを選択し、ダウンサスとショックの両方を同時に交換することが大切です。