ブレーキフルードは車検で交換?交換時期は2万キロまたは4年

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カーブログをご覧いただきありがとうございます。

この記事では、ブレーキフルードの交換時期に値する走行距離数や年数、車検時に交換をすすめられる理由について紹介させていただきます。

車に関しての知識が無い方でも、車検時にブレーキフルードの交換をすすめられると、ブレーキが効かないと怖いと言うイメージから、ほとんどの方が言われるがままにブレーキフルードを交換する流れになるかと思います。

しかしブレーキフルードに関しては、通勤や街乗りでの日常で使用している車の走行距離で約2万キロ、年数で約4年ほどが交換時期に値するため、必ずしも車検時に交換しなければならないものではありません。

通勤で峠など山道を頻繁に走行する方は、下り坂の減速でブレーキを踏み込む機会が多いため、ブレーキフルードの劣化が早く、走行距離で約1万キロ、年数で約2年と通常の街乗り以上に交換時期が早まるケースがあります。

ディーラーや民間の大きな整備工場で車検を受ける場合は、走行距離や年数に限らずブレーキフルード交換が基本プランに含まれていることが多く、交換費用はブレーキオイルと工賃で2000円~4000円ほどが相場になっています。

車検時にブレーキフルード交換をすすめられる理由は、ブレーキフルードを交換しないまま放置していると、ブレーキシステムが故障しブレーキが効かなくなります。

そして交換しないまま車検後にブレーキが効かなくなってしまうと、車検を受けたばかりなのにブレーキが効かないと言うクレームになってしまうため、予めに車検の際はブレーキフルード交換を行う整備工場があります。

またブレーキフルードに使用されているグリコールは吸湿性が高く、空気中の酸素から水分を吸収してしまう性質があります。水分を含んだブレーキオイルは沸点が下がるため、ブレーキ作動時に発生する熱でブレーキオイルが沸騰しやすくなります。

ブレーキフルードは使用歴が長いほど吸湿率も高くなるため、ブレーキフルードの性能が十分に保てず危険な状態になります。最悪の場合は、ペーパーロック現象によりブレーキが効かなくなるリスクも発生します。

ペーパーロック現象とは、ブレーキを使ったときに生まれる摩擦熱でブレーキフルードが沸騰し、気泡によって油圧がうまく伝わらずブレーキが効かなくなる現象のことです。

車のブレーキが走行中に効かなくなってしまうことは、誰もが知っているように大変危険です。

自身の車の使用環境やメンテナンス状況をしっかりと把握し、走行距離や年数、車検時など適切な時期にブレーキフルード交換を行う必要があります。

急なブレーキの故障による自動車事故を起こさないためにも、ズボラな方は車検時などすすめられたタイミングでの定期的なブレーキフルード交換が必要です。

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