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車のドレスアップ(カスタムメニュー)で定番となっているローダウンですが、車高調やダウンサスを取り付けて車高が下がることによりヘッドライトの光軸の位置も下がってしまいます。
とくに最近の車にはオートレベライザー(オートレベリングシステム)という機能がついているため、ローダウンを行ったときに大幅な光軸のズレが起きてしまいます。
オートレベライザー(オートレベリングシステム)とは
オートレベライザー(オートレベリングシステム)は、純正でLEDやHIDヘッドライトが装備されている車に付いていて車高の変化に応じて自動的に光軸を調整してくれる機能のことです。
例えば、後ろに重い荷物を積んだり人を乗せたときに車の車高が尻下がり(後ろ下がり)になります。
この場合光軸が上向きになって対向車を幻惑してしまうため、オートレベライザー(オートレベリングシステム)が働き自動で光軸を下向きに調整してくれます。
このオートレベライザー(オートレベリングシステム)の機能により、ローダウンした場合車の車高が尻下がり(後ろ下がり)になったと検知してしまい光軸が下がったままの状態になってしまうということです。
ローダウンした場合の光軸調整の方法は?
オートレベライザー(オートレベリングシステム)の機能が付いている車に関しては、オートレベライザー(オートレベリングシステム)の初期化を行うという方法があります。
ディーラーや車屋にて15分ほどの作業で簡単に初期化することができます。費用は1000円~となっています。
しかし、オートレベライザー(オートレベリングシステム)の初期化を行った場合でも、50mm以上のローダウンや車種によっては光軸の位置が純正のような位置に戻らない可能性もあります。
この場合は、通常の光軸調整と同じでヘッドライト側の光軸を微調整することで正しい位置に戻すことができます。
ハロゲンヘッドライトの光軸調整の方法は?
オートレベライザー(オートレベリングシステム)が付いていない車(ハロゲンヘッドライト)の場合は、ヘッドライト側の光軸を調整することで正しい位置に戻すことができます。
ヘッドライト側の光軸を調整する場合は、マニュアルレベライザーのダイヤル数値が『0』になっていることを確認してから行う必要があります。
マニュアルレベライザーとは、運転席の右側(ステアリングの右側)にあるライトのマークと『0〜4』くらいの数字が入ったダイヤルのことです。
このダイヤル数値が高くなるほど光軸の位置が下がってしまうため、『0』の基準値に戻してから光軸調整を行います。
ハイトセンサーで光軸を調整する方法とは
オートレベライザー(オートレベリングシステム)の機能が付いている車で光軸調整をする場合、ヘッドライト側の光軸はあまり変えたくないという方もいると思います。
この場合は、車のリア側に取り付けられているハイトセンサーのリンクロッド(アジャストロッド)を社外品の調整式ロッドに交換するという方法があります。
調整式のリンクロッド(アジャストロッド)を取り付けることで、車高が尻下がり(後ろ下がり)になったと検知してしまう状態を解消し純正の正しい位置に戻すことができます。
※以下はリンクロッド(アジャストロッド)の商品ページになります。