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この記事では、新型のハイゼットカーゴとアトレー(S700V)のリフトアップ工賃やリフトアップの車検基準と構造変更について紹介させていただきます。
ハイゼットカーゴとアトレーのリフトアップ工賃について
ハイゼットカーゴとアトレーのリフトアップを行う場合は、リフトアップサスまたはコイルスペーサーで約20mm~40mmほど上げて、少しだけ外径の大きいMTタイヤを組み合わせることで約2インチ(約50mm)リフトアップさせる方法と、調整式の2インチリフトアップキットを取り付ける方法があります。
なかでもテイクオフ リフトアップキットは、上げ幅の設定がほど良い35mmと40mmで、リフトアップに必要なラテラルロッド、キャンバーボルトもセットで購入することができます。
またリフトアップサスやコイルスペーサーの単品価格は、手頃な価格設定になっていますが、リフトアップ後はアライメント調整に加え、キャンバーやタイヤのズレも調整する必要があるため、ただ車高を上げるだけでは走行に支障をきたしてしまいます。
1インチ~2インチリフトアップに必要なパーツと取り付け調整費用は、リフトアップサスまたはリフトアップスペーサー20000円~、ラテラルロッド15000円~、キャンバーボルト5000円、オートレベライザーアジャストロッド5000円、各取り付け工賃で25000円~30000円、各種調整費用で15000円~20000円のトータルで85000円~95000円ほどが相場になります。
SUVや箱バンのリフトアップを得意とするショップでは、部品代と取り付け調整費用で70000円~という場合もあるので、リフトアップを行う際は各ショップにお問い合わせください。
S700Vのリフトアップの車検基準と構造変更について
S700Vハイゼットカーゴとアトレーの2インチリフトアップの構造変更と車検については、リフトアップサスやリフトアップスペーサーで約30mm~40mm、そこにMTタイヤを組み合わせることで約50mm~55mm(約2インチ)上げた状態になり、車検基準の40mmを超えるためディーラーなど厳しい場所では車検を通すことができません。
グレーではありますが、車検時の検査員により2インチの上げ幅でも車検を通してくれるケースもあるため、不安であれば車検を受ける場所に事前確認を行ってください。
基本的にはリフトアップサスやコイルスペーサーで40mm以上車高を上げた場合、車検を通すための構造変更が必要になります。
構造変更にかかる費用は、陸運局持ち込みでの書類申請になるため、地域によって変動しますが10000円前後になると思います。
構造変更は一度行うことで、次回以降の車検では手続きに加え、追加費用なども無く通常通りの車検を行うことが可能です。
1インチや1.5インチなど最低地上高が純正比で40mmアップまでであれば、リフトアップサスやリフトアップスペーサーを取り付けた状態でも、構造変更を行う必要がないので問題ありません。
リフトアップ初心者の方は、1インチリフトアップにMTタイヤの組み合わせで約1.5インチリフトアップにするスタイルがおすすめです。構造変更が不要で乗り心地や燃費の悪化などデメリットが少ないため、リフトアップスタイルの運転に慣れていない方でも手軽にリフトアップを楽しむことができます。
S700Vのリフトアップに合うMTタイヤとATタイヤについて
S700Vハイゼットカーゴとアトレーのリフトアップスタイルでは、リフトアップサスやリフトアップスペーサーと合わせて、外径の大きいマッドテレーン(MTタイヤ)やオールテレーン(ATタイヤ)といったタイヤを履かせるスタイルが定番です。
S700Vハイゼットカーゴとアトレーの純正サイズは、ホイールサイズが12×4J+40、タイヤサイズが145/80R12です。リフトアップに合わせたおすすめのサイズは、ホイールサイズが15×4.5J+43、タイヤサイズが165/60R15です。
タイヤ銘柄はマッドスターやオープンカントリーが人気で、リフトアップとは別に約22mm車高を上げることができます。
他にもタイヤサイズが165/55R15では約13mm、165/50R15では約5mm車高を上げることができます。
ホイールサイズによってはリフトアップ時の個体差により、タイヤがフェンダー内でアーム類に干渉してしまうことがあるため注意が必要です。
また1~2インチのリフトアップに合わせたサイズ感のため、更に大きなサイズを履かせる場合は必ずフェンダー加工やアーム類の干渉を防ぐ対策が必要になります。同時にスピードメーターと実速度の車速誤差が大きくなり、車検を通せないケースがあるため注意が必要です。