※画像はコートテクト公式ホームページより引用
最近車のカスタム(ドレスアップ)で注目されているのが、社外品の色付きフロントガラスやフロントガラスに施工するカーフィルム(スモークフィルム)です。
カーフィルムと言っても黒だけではなく、カラーフィルムやミラーフィルムなど多数のバリエーションが存在します。
中でもスパッタゴールド(金色系)とウルトラビジョン(青紫色系)の人気が高くなっています。しかしウルトラビジョンに関しては、海外製の商品で取り扱いが少ないこともあり価格が高い傾向にあります。
そのためウルトラビジョンではなく、類似品のゴースト(青紫色系)を選択する方も増えています。
この記事では、社外品のフロントガラスや車のフロントガラスにカーフィルムを施工した場合の車検について紹介させていただきます。
リアガラスのカーフィルムに関しては以下の記事をご覧ください。
フロントガラスにフィルムを貼って車検は大丈夫?
カーフィルムはプライバシーを確保するだけではなく、ドレスアップ効果も高いため人気のカスタムメニューとなっています。
カーフィルムはリアガラスに施工するのが一般的で、フロントガラスにカーフィルムを貼っているのは一部の人たちのみです。
実際にフロントガラス、運転席側、助手席側の前席3面については、可視光線透過率が70%以上であれば車検を通すことができます。
しかし車検を受けるディーラーや民間車検場によっては、可視光線透過率が70%以上であっても断られてしまう場合があるため事前にご確認ください。
スパッタゴールドの車検について
スパッタゴールドは通常のスモークフィルムやカラーフィルムとは異なり、金属層が入った造りになっているため遮熱効果に優れています。
スパッタゴールド80、75、70、60と数字が小さくなるに連れて、可視光透過率が低くなりゴールドの色合いも濃くなります。
フロントガラス、運転席側、助手席側の前席3面に施工する場合は、スパッタゴールド80で車検を通すことができます。
スパッタゴールド75は車種によって可視光透過率70%をクリアすることができますが、最近の車ではガラス自体にUVカット機能、IRカット機能がついているため可視光透過率が低く、車検を通すことは難しいです。
ゴースト(オーロラ)の車検について
ゴーストはBraintec(ブレインテック)がウルトラビジョンの国内仕様として、2018年から販売している物でウルトラビジョンの類似品であり偽物ではありません。
ゴーストはゴースト(オーロラ)80、78の2種類で多層屈折による緑、青、紫、赤発色のオーロラタイプフィルムです。
金属コーティングを施しているスパッタゴールドとは異なり、ゴーストには金属層がありません。そのため遮熱効果は通常のカーフィルムと同等です。
フロントガラス、運転席側、助手席側の前席3面に施工する場合は、ゴースト(オーロラ)80で車検を通すことができます。
ゴースト(オーロラ)78の場合も車種によって可視光透過率70%をクリアすることができるため、フィルムを施工するショップに確認することをおすすめします。
ウルトラビジョンの車検について
ウルトラビジョンはアメリカ製のカーフィルムで、日本での販売元は1社のみとなっており取り扱いのできるショップも限られています。
ウルトラビジョンの種類は、カメレオンステルス(可視光線透過率90%)、カメレオンライト(可視光線透過率87%)、ミスティックディープライト(可視光線透過率83%)、クリマコンフォート(可視光線透過率83%)などがあり入荷状況により在庫の変動があるようです。
フロントガラス、運転席側、助手席側の前席3面に施工する場合は、カメレオンステルスとカメレオンライトで車検を通すことができます。
可視光線透過率の数値上は、ウルトラビジョン全てにおいて高くなっていますが施工する車種により大きく異なるため現車合わせが必要です。
以下はウルトラビジョン公式ホームページです。
社外フロントガラスのコートテクトとは
青紫色系のカーフィルムが注目されていますが、カーフィルムだけではなく対応する車種によってはフロントガラスを交換するという方法もあります。
ベンツやBMWで見かける青紫色のフロントガラスをイメージして日本車向けに販売されているのがコートテクトです。
コートテクトは対応車種が限られてしまいますが、とても評判の良い商品となっています。青紫色の見た目だけでなく、ガラス内に金属層が入っているため遮熱効果に優れているのが特徴です。また車検対応になっていることも人気の理由です。
以下はコートテクト公式ホームページです。
フロントガラスにフィルムを貼る場合の注意点
フロントガラスに断熱性能が高いフィルムを施工することで、夏場は熱遮断効果によりエアコンの効きが良くなり、冬場は車内の暖房熱が逃げにくくなるという効果があります。
しかし、色の濃いフィルムは車内からの視界も悪くなってしまい走行時に支障をきたしてしまう可能性があります。
同時に可視光線透過率が保安基準よりも下がってしまうことを防ぐために、施工する場合は事前に専門のショップに相談する必要があります。