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この記事では、車のヘッドライトの黄ばみをウレタンクリア塗装で除去する方法について紹介させていただきます。
車のヘッドライトは経年劣化や汚れが蓄積することで黄ばんでしまいます。ヘッドライトが黄ばむと新しい車でも古く見えてしまうだけでなく、ヘッドライトの光量が下がり夜間の運転に支障をきたします。
車のヘッドライトの黄ばみは、コンパウンドを使用して磨きで落とす方法が一般的ですが、磨いてコーティング剤で表面を仕上げたとしても持続効果は半年ほどです。
そこでヘッドライトのクリア塗装を一度全て剥がし、再度ウレタンクリア塗装をすることでヘッドライトの表面を新品のような状態に復元させます。
しかしヘッドライトの劣化が激しく、レンズの内側にひび割れや汚れなどがある場合は、レンズ表面のウレタンクリア塗装のみでは効果がありません。
そのためウレタンクリア塗装を行う場合は、ヘッドライトの表面だけでなく内側の状態も確認する必要があります。
ウレタンクリア塗装にかかる費用は、ヘッドライトのサイズや車種ごとの脱着工賃により異なりますが、おおよそ20000円~が相場になります。
ウレタンクリア塗装をDIYで行う場合は、耐水ペーパーでひたすら磨いていきます。ヘッドライトの黄ばみを取る目的で600番→800番→1000番→1500番→1800番または2000番というような順番で徐々に番手を上げながら磨きます。
ポイントはただ番手を上げていくのではなく、600番の傷を800番で消して、800番の傷を1000番で消していく、800番で磨く意味は、600番で付いた傷を消すこと。1000番で磨くのは、800番の傷を消すことです。
粗い傷が消えないうちに番手を上げてしまっては全く意味がありません。600番のペーパーで5分かけて磨いたなら、800番では10分かけて磨くというイメージでやらないとウレタンクリア塗装を行った際に傷が残ってしまいます。
下処理の黄ばみを取る作業だけしっかりと行ったとしても、そのあと手を抜いてすぐに番手を上げていったら、確実に600番の傷が残っている状態になります。
そのため番手を上げていく段階で、前の番手以上に時間をかけて磨いていくことが大切です。
磨き仕上げが完了したらウレタンクリア塗装のスプレーを、約20cm〜30cm離れたところからヘッドライトのレンズに対して平行にムラ無く吹き付けます。
外気温にもよりますが10分ほどで乾くので、またウレタンクリアを吹き付けます。これを5回ほど繰り返せば施工完了です。
ウレタンクリア塗装を吹き付ける際の注意点は、平行かつ均一に吹き付けているつもりでも重ね塗りの部分ができ液だれになったり、塗りムラになって表面がボコボコになることがあります。
黄ばみ取りの磨きでは粗い傷をしっかり取り除き、ウレタンクリア塗装では慎重に少しずつ吹き付ける、時間をかけて乾かしながら仕上げていくことがポイントです。