普段何気なく車を運転していてタイヤの空気圧を気にされる方は意外と少ないのではないでしょうか。
ガソリンスタンドで給油を行った際に、スタッフの方が「ついでにタイヤの空気圧を見ておきましょうか」などと声をかけてくれたことがきっかけで、タイヤの空気圧の点検をお願いする程度だと思います。
しかしタイヤの空気圧は車の使用状況や環境により変化するものです。タイヤの空気圧をしっかりと管理することでパンクなどのトラブルも事前に防ぐことができます。
タイヤの空気圧は低いより高い方が良い
タイヤの空気圧は、高い方が良いからといってやみくもに多く入れてしまうと乗り心地の悪化やタイヤの摩耗がひどくなってしまう場合があります。
タイヤの空気圧に関しては、車種ごとに適正の空気圧が決められているためその規定値に合わせて調整を行います。
空気圧の規定値は、運転席のドアを開けたときに車体側に貼ってあるタイヤサイズなどが記載されているシールで確認することができます。
その記載されている規定値よりも10kpa程度高く合わせておくと良いと思います。
タイヤの空気圧が低い状態で走行していると、タイヤのひび割れなどが起きてしまいタイヤの寿命を縮めてしまうからです。
高速道路を走行する場合はどのくらい高くするの?
ひと昔前のタイヤは、今のタイヤよりも品質が劣っていたため高速道路などを走行するときにタイヤの空気圧を高くしていました。
しかし今のタイヤは性能が向上したことで高速道路だからといって空気圧を高くする必要はありません。
規定値もしくは、僕がおすすめした規定値プラス10kpaの通常と同じ空気圧で問題なく走行することができます。
注意点としては、タイヤの性能が良くても空気圧が規定値よりも低い状態で高速走行を続けてしまうとタイヤが熱をもってバーストする危険性があります。
タイヤのバーストを防ぐためにも高速道路を走行する場合は、タイヤの空気圧をしっかりと点検することが大切です。
タイヤの空気圧を点検する頻度は?
タイヤの空気圧だけではなく、車のメンテナンスに関しては頻繁に行うことが大切です。
タイヤは残りの溝があって運転に支障がなければ特に気にしないという方もいますが、空気圧が原因でいきなりバーストしてしまうことがあります。
高速道路などは使用しないという方でもタイヤの空気圧は、1か月に1回でいいので点検してみることをおすすめします。
また頻繁に高速道路を使用される方や長距離の運転が多い方は、ガソリンスタンドで給油される度にタイヤの空気圧も点検しておくと良いと思います。
タイヤの空気圧はセルフスタンドでも点検できる
ガソリンスタンドで給油を行っているときにスタッフの方がタイヤの空気圧を点検してくれることが多いと思いますが、セルフ式のガソリンスタンドでも自分自身でタイヤの空気圧を点検することができます。
エアタンク式、レバー式、ダイヤル式などの充填装置が無料で用意されているガソリンスタンドが多くなってきているため、気軽にタイヤの空気圧を点検することができます。
タイヤの空気圧を点検するときにタイヤが熱をもっている状態では、通常よりも10~20kpa高い数値となっています。
そのためタイヤの空気圧を点検する場合は、雨の日や気温の低いときがおすすめです。
道路のアスファルトが暑くなっているときは、車をできるだけ走行させず最寄りのガソリンスタンドなどで点検するといいと思います。