テレビのニュースやTwitterを見ていると、車の盗難被害について取り上げられている事があります。
最近の車はスマートキーで鍵穴が無いから大丈夫だと思われがちですが、スマートキーならではの手口も増えているようです。
実際に自動車メーカーが新たなセキュリティを導入しても、あの手この手を使い車を盗もうとする窃盗グループは後を絶ちません。
この記事では、大切な車を盗難被害から守る方法や実際に起きた盗難被害の手口などを紹介させていただきます。
車の盗難手口について
昔から使われているのが、車の窓ガラスを割って車内に侵入し配線を細工してエンジンをかけてしまうという方法です。
他にも車体に鍵穴がついている車種の場合は、鍵穴に特殊な工具を入れて鍵を開けてしまうピッキングという方法もよく使われています。
最近ではスマートキーが普及したことでピッキングも減少傾向にあるようですが、スマートキーを対象としたリレーアタックという方法が増えています。
リレーアタックとは、特殊な機械でスマートキーから出ている電波を利用し車のイモビライザー(ロック)を解除、エンジンを始動させてしまう方法です。
また旧タイプ(平成18以前)のスマートキーでは、車の鍵を複製するための機械を悪用したイモビカッターという方法が使われるケースもあります。
車の盗難被害を防ぐための対策は?
近年では車の盗難方法も多様化しているため、車に標準装備されているセキュリティのイモビライザーだけでは心細いのが現状です。
そこで純正のイモビライザーの他に、社外品のセキュリティを取り付けることで盗難被害から大切な車を守ることができます。
社外品のセキュリティといっても15000円~70000円と価格帯や種類も様々ですが、特におすすめなのは警報音が出るアラーム型の物です。
アラーム型のセキュリティは汎用品の物が多い中、車種別に専用設計されている商品もあるためよりセキュリティの強化を図ることができます。
一度アラーム型セキュリティの売れ筋ランキングを参考にしてみてはいかがでしょうか。
またリレーアタックの対策としてスマートキーをアルミホイルで包んだり、アルミ缶の中で保管する方法があります。
この方法によりスマートキーから出る電波を遮断することができるので、電波を悪用して車を盗難することができなくなります。
他にもリレーアタック対策用品が販売されているので、この様な専用グッズを使用することで防犯効果も高まります。