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新車または中古車を購入した際に、車のリアガラスに2種類のステッカーが貼ってあることに気付いた方も多いのではないでしょうか。またステッカーを剥がして車をスッキリさせたいと考えている方もいると思います。
この記事では、緑色の『燃費基準達成車』と青色の『低排出ガス車』のステッカーの意味や車検時に必要な物なのかなどを紹介させていただきます。
燃費基準達成車と低排出ガス車のステッカーは必要?
『燃費基準達成車』と『低排出ガス車』のステッカーは、自動車メーカーでの新車製造時に貼られるものです。
日本は地球温暖化の原因といわれる二酸化炭素の削減に取り組んでいるため、国の政策によって定められた燃費基準を満たしている車でなければ車を製造することができません。
そのため各自動車メーカーは、定められた燃費基準値以上の車を製造し新車として販売しています。
そして優れた燃費性能の車(エコカー)の普及を目的として、国の定めた厳しい燃費基準をクリアーした車を対象に『燃費基準達成車』のステッカーが貼られる仕組みになっています。
『低排出ガス車』のステッカーも環境問題に対して作られたもので、車の排気ガスに含まれている一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)、窒素酸化物(NOx)などの有害物質を低減させることを目的としています。
低燃費車(エコカー)の普及だけではなく車の排気ガスもクリーンなものにし、環境問題への取り組みを強化するために低排出ガス車認定制度を定めています。
平成30年基準で75%の低減であれば星5つ、50%の低減なら星4つという段階があり、燃費基準と低排出ガス基準の低減率によって、自動車税や取得税、重量税などが『エコカー減税』として還元されています。
また『燃費基準達成車』と『低排出ガス車』のステッカーは、剥がしても車検が通らないことも無ければ、エコカー減税を受け取れないことも無いので全く問題ありません。
車の外観をスッキリと綺麗にしたいという方は、新車や中古車の納車時にディーラーや車屋に剥がしてもらうことも可能です。
もちろんDIY作業でも簡単に剥がすことができるので、ステッカーが不要な方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
特にリアガラスにカーフィルム(スモークフィルム)を施工している車は、『燃費基準達成車』と『低排出ガス車』のステッカーを剥がすことでよりクールな印象になるのでおすすめです。
カーフィルム(スモークフィルム)に関しては以下の記事をご覧ください。