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TwitterなどのSNS上で、車の盗難被害について情報提供を呼びかける発信を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
車の盗難被害は、ひと昔前に人気を博したプレミア価格のスポーツカーや現行モデルのランドクルーザー、レクサスを中心とした高級車が対象になることが多いです。
また最近の車は盗難対策として鍵穴が無いことから大丈夫だと思われがちですが、スマートキーを対象としたリレーアタックという方法が主流になっているため、鍵穴が無いからと言って安心していてはいけません。
リレーアタックとは、特殊な機械でスマートキーから出ている電波を利用し車のイモビライザー(ロック)を解除しエンジンを始動させてしまう方法です。
このリレーアタックの怖いところは、窓ガラスを割ったり鍵穴をピッキングして車内に侵入し配線を細工しエンジンをかける従来の方法に比べ、短時間で大きな音も出ないため気が付かないと言うことです。
また旧タイプ(平成18以前)のスマートキー場合、車の鍵を複製するための機械を悪用したイモビカッターという方法が使われるケースもあります。
この記事では、レクサス、トヨタ、スバル、マツダ車でのリレーアタックを防ぐための方法について紹介させていただきます。
スマートキーの節電モードでリレーアタックを防ぐ
レクサス、トヨタ、スバル車では2015年頃のモデルから、マツダ車ではMAZDA3でスマートキーを『節電モード』に設定することで、電池消耗を防ぐと共に電波の受信待機を停止することができます。
スマートキーから出る微弱な電波を遮断する節電モードは、リレーアタック対策としてとても有効な方法なので節電モードの設定がある車種は必ず設定するようにしてください。
節電モードの設定方法は、レクサス、トヨタ、スバル車でスマートキーの施錠ボタン(ロックボタン)を押しながら、解錠ボタン(ロック解除)を2回連続で押すことでスマートキーの点灯部分(インジケータ)が4回連続で点灯します。
マツダ車の場合は、スマートキーの施錠ボタン(ロックボタン)を3秒以内に4回押し、スマートキーの点灯部分(インジケータ)が点灯している間に施錠ボタン(ロックボタン)を2秒ほど押し続けます。
この操作で節電モードの設定が完了します。マツダ車は現在MAZDA3のみですが対応車種は増えていくと思われます。
また節電モード設定中はスマートエントリー&スタートシステムは使用できません。節電モードの解除方法は、レクサス、トヨタ、スバル車ではスマートキーの解錠ボタン(ロック解除)を押すだけです。
マツダ車は節電モードの設定方法と同じで、スマートキーの施錠ボタン(ロックボタン)を3秒以内に4回押し、スマートキーの点灯部分(インジケータ)が点灯している間に施錠ボタン(ロックボタン)を2秒ほど押し続けます。
節電モードが無い車種でのリレーアタック対策
スマートキーの節電モード以外でリレーアタックを防ぐ方法として有効なものは、社外品のセキュリティを追加したり、スマートキーをアルミ缶やアルミホイルの中で保管することで微弱電波を出さないようにすることです。
手元にあるアルミ缶やアルミホイルでは心配だと言う方は、リレーアタック対策用品の様な専用グッズを使用することで防犯効果を高めることができます。
また純正イモビライザーの他に、警報音が出るアラーム型の社外セキュリティを取り付けることで盗難被害から大切な車を守ることができます。
アラーム型のセキュリティは、盗難率の高い車種であれば車種別に専用設計されている商品もあるため、よりセキュリティの強化を図ることができます。