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この記事では、150系ランドクルーザープラドのステアリング交換とシフトノブ交換の費用や注意点などについて紹介させていただきます。
150系ランドクルーザープラドのステアリング交換について
150系ランドクルーザープラドのステアリングは、ウレタン仕上げが標準装備でグレードにより本革と木目のコンビハン設定があります。
また社外パーツが豊富な150系ランドクルーザープラドでは、ガングリップのスポーツタイプやカーボン調のコンビハンなどユニークな社外ステアリングが販売されています。
ステアリングを交換する際にかかる費用は、ステアリング代とステアリングボス代の他に取付工賃で3000円~8000円ほどになります。
取付工賃を節約するためDIYで行う場合は、取り付け方法をしっかりと確認してから慎重に作業してください。
DIYでステアリング交換を行う際は、エアバックの誤作動防止のためバッテリーのマイナス端子を外すところから始めます。
次にステアリングのサイドに付いている、プラスチックカバーをマイナスドライバーなどで外すとエアバッグを固定しているクリップがあります。
左側に2ヶ所、右側に1ヶ所あるので、マイナスドライバーでクリップを引っかけて浮かせるような感じでロックを外します。
次にステアリング中央のエアバックを手前に引き出すと、裏側にオレンジ色のカプラーが現れます。
カプラーの黄色い部分でロックされているため、黄色い部分を上に持ち上げてロックを外すとカプラーが抜けます。
エアバック裏にもう一つ配線が付いているので、こちらも引き抜くとステアリングからエアバックを外すことができます。
そして緑とグレーの配線上にあるスパイラルケーブルのコネクタを外します。この状態でハンドルロックをかけ、ステアリングセンターの19ミリナットをクロスレンチなどで緩めます。
このときにステアリングのセンターがわかるように印をつけておくと、新しいステアリングを取り付けた後のセンター調整が楽です。
センターの19ミリナットをある程度緩めたら、完全に外す前にステアリングを力尽くで揺さぶり固着しているステアリングを外します。
ステアリングが外れたらセンターナットを外し、新しいステアリングを取り付け、逆手順で組み付けて作業完了です。
最後にエアバックの警告灯は点灯していないか、ホーンは鳴るか、オーディオコントロールスイッチは作動するか、ステアリング操作時に異音や違和感がないかをしっかり確認してください。
ステアリング交換の車検については、純正オプション品や純正エアバックを移植するタイプのものであれば、問題なく車検を通すことができます。
エアバックを外すことは違法ではないため、エアバックが付いていないタイプでもステアリングがメーター類の視認に影響をきたすものでなく、クラクションマークがついているものであれば問題ありません。
またエアバックを取り外すと警告灯が点灯してしまうため、エアバックキャンセラーを取り付けて警告灯を消す必要があります。
なかには警告灯を消すための配線が付いている社外ステアリングも販売されているため、購入前に商品の内容をしっかりと確認すると取り付けがスムーズです。
そしてステアリング交換で最も注意が必要なのは、現在契約している任意の自動車保険の内容を確認することです。
純正オプションや社外品のステアリングでエアバックが付いている物であれば、自動車保険の内容を気にすることなく今まで通りで大丈夫です。
しかしエアバックが付いていないステアリングに交換した際は、契約している保険会社にエアバッグを取り外したことを申告する必要があります。
通常の保険内容はエアバッグ付きで契約しているため、エアバックが付いていないステアリングに交換し事故をしてしまった場合、保険料が支払われないので必ず保険会社に連絡してください。
150系ランドクルーザープラドのシフトノブ交換について
150系ランドクルーザープラドのシフトノブは、ウレタン仕上げが標準装備でグレードにより本革と木目のコンビシフト設定があります。
シフトノブ交換はステアリング交換と合わせて行う方が多く、150系ランドクルーザープラドの定番ドレスアップメニューです。
シフトノブを交換する際にかかる費用は、シフトノブ代とシフトノブ取付工賃が3000円~5000円ほどになります。
DIYでシフトノブを交換する場合、150系ランドクルーザープラドはネジ式になっているので、固定リングを外して反時計方向に回していくだけで外すことができます。
取り付けに関しては、シフトノブを時計回りに回して固定リングをセットするだけで新しいものを装着できます。
またシフトノブ交換の車検については、シフトノブを長い物に交換したことで運転に支障をきたしてしまう状態では車検を通すことができません。
他にもシフトパターンの表記が無い場合は車検を通すことができないため、AT車の場合はシフトレバーの横、MT車の場合はシフトノブのヘッド部分にシフトパターンを表記しなければいけません。
一般的に販売されている社外品のシフトノブは、シフトパターンが記載されているものがほとんどであり、無印のものでもシフトパターンのシールが付属しているため、その付属品を使用することで車検を通すことができます。