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車のヘッドライトが黄ばんでしまう前に何か対策を考えている方も多いと思います。例えば、こまめに洗車を行うことで強い汚れの付着を防いだり、コーティングの施工により劣化を防ぐなどの方法が一般的です。
この記事では、ヘッドライトにフィルムを施工する『プロテクションフィルム』という方法について紹介させていただきます。
ヘッドライトのプロテクションフィルムとは
プロテクションフィルムは、ヘッドライトだけでなく車のボディを保護するために開発された透明な特殊フィルムで、ヘッドライトやバンパーなど車のボディに貼り付けることで飛び石などの小キズから車を守ることができます。
車のガラスに施工するカーフィルム(スモークフィルム)のようなものですが、車のボディやヘッドライトなどの外装に貼るフィルムになっているため、しっかりとした厚みと柔軟性を兼ね備えることでキズから塗装面を守り湾曲した面にも施工することが可能です。
コーティングに比べ価格は高価ですが、耐久性や保護性能は比べ物にならないためキズの付きやすいフロントバンパーやフロントガラス、ドアノブ、ドアエッジへの施工が人気です。
もちろんボディ全体に施工することができるので、塗装面を保護し車の売却時などにフィルムを剥がすことで新車時の美しいボディに戻すことができます。
プロテクションフィルムの工賃や人気の理由
ヘッドライトにプロテクションフィルムを施工する場合の費用は、車種により異なりますがフィルム代と取り付け工賃で30000円~50000円くらいが相場になります。
ヘッドライトの大きさや形状によって金額が変動するため、まずはプロテクションフィルムを扱っているショップにご相談ください。
プロテクションフィルムは新車時や比較的綺麗な状態のヘッドライトに施工することで、状態を保護(現状維持)することができます。
しかしすでに黄ばみが出てしまっている状態でも一度研磨して、黄ばみや小キズを落としてからフィルムを施工することで綺麗なヘッドライトを維持することができます。
ヘッドライトの表面を研磨した状態のままではすぐに黄ばみが発生してしまいます。また高価なコーティング処理を行ってもメンテナンスの費用や手間がかかるため、ヘッドライトの黄ばみ防止にはプロテクションフィルムが人気を集めています。
プロテクションフィルムにもデメリットがある
人気が高まっているヘッドライトのプロテクションフィルムですが、フィルムならではのデメリットも存在します。
プロテクションフィルムを施工することでヘッドライトの劣化は防げますが、車の保管状況により経年劣化でフィルムが変色してしまう可能性があります。
この場合はフィルムを新しい物に貼りかえるか、剥がして元の綺麗なヘッドライトに戻してしまうかの選択になります。
再度施工するにも高額な費用がかかってしまい、フィルムを貼らない場合は今後のヘッドライトの劣化やキズが気になってしまいます。
プロテクションフィルムは保護性能が高く車を綺麗に維持したい方におすすめですが、経年劣化でのメンテナンス費用を考えるとまだまだコスパが良いとは言えません。
今後更に普及していくことで、フィルムの施工費も下がっていくと思いますのでプロテクションフィルムのこれからに期待したいところです。
ヘッドライトの黄ばみに関しては以下の記事をご覧ください。