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この記事では、CX-5のディーゼルエンジンとガソリンエンジンの維持費の比較や、ディーゼルエンジンよりガソリンエンジンが良い理由について紹介させていただきます。
CX-5に限らず人気のマツダ製ディーゼルエンジンですが、軽油価格だけで選ぶと後悔することが多いです。
CX-5のディーゼルの燃費に関しては、2WDの街乗りで1リッターあたり12km~14km、高速やストップ&ゴーの少ない道で20km前後です。またAC使用時や4WDでは、各1km~2kmほど燃費が悪化します。
CX-5の2000ccガソリンエンジンの燃費に関しては、2WDの街乗りで1リッターあたり10km~11km、高速やストップ&ゴーの少ない道で18km前後です。AC使用時や4WDでは、各1km~2kmほど燃費が悪化します。
CX-5の2500ccガソリンエンジンの燃費は、2WDの街乗りで1リッターあたり8km~9km、高速やストップ&ゴーの少ない道で15km前後です。AC使用時や4WDでは、各1km~2kmほど燃費が悪化します。
CX-5の2500ccガソリンエンジンのターボモデルでは、街乗りで1リッターあたり7km~8km、高速やストップ&ゴーの少ない道で15km前後です。AC使用時は1km~2kmほど燃費が悪化します。
ディーゼルエンジンとガソリンエンジンの維持費を燃費以外で比較すると、ディーゼルエンジンのオイルはガソリンエンジンに比べ、1リッターあたり500円~1000円ほど高い傾向にあります。
そして排ガス浄化システムに注入するアドブルーを6000km前後で補充する必要があり、アドブルーの費用は5リットルで3500円ほどです。
またディーゼルエンジンを維持するうえで最も注意する点は、排ガスを浄化するためのDPFの故障やエンジン内部のインマニ、バルブ類の煤詰まりです。
長時間アイドリング状態を繰り返したり、1回の走行が10km以下の街乗りを繰り返すことで、ディーゼル特融の煤が詰まり、新車から6年前後、走行距離で50000kmほどでもDPFが故障してしまうケースがあります。
対策としては、休憩中などに10分以上のアイドリングを避ける。短距離の街乗りがメインでも1週間に1回は、1回の走行で40km以上走らせたり、高速道路を利用して100kmの速度で20kmほど走らせるなどの方法があります。
ディーゼルエンジンは街乗りであってもエコ運転ではなく、発進時にしっかりとアクセルを踏み込んでエンジンを回してあげることがポイントです。
そしてDPFなどの煤詰まりを除去する費用は、状態により5万~10万円ほどが相場になるため、ディーゼルエンジンの車に乗る際は扱いに注意が必要です。
またディーゼルエンジンとガソリンエンジンでは、新車価格で大きな差があるため、距離を乗る方でも燃料代で差額を埋めるのには時間がかかります。
メンテナンス費のリスクや車体価格、トータルの維持費、管理のしやすさを考えるとCX-5はディーゼルよりガソリン車がおすすめです。
とくにCX-5を中古車で購入する際は、それまでのディーゼルエンジンの使用状況がわからないため、購入後にメンテナンス費用がかさむリスクが高いです。
せっかく予算を抑えて中古車のCX-5を購入しても、メンテナンスや修理に費用がかかってはもったいないです。そのため中古車の場合は、新車以上にガソリンエンジンのモデルが良いです。
またエンジントラブルを防ぐための定期的なオイル交換に加え、WAKO’S(ワコーズ) フューエルワンといったエンジン洗浄剤を使用したメンテナンスが欠かせません。
燃料費の高騰により軽油指定のディーゼルエンジンは魅力的に見えますが、トータルのメンテナンス費用や扱いやすさを考えるとガソリンエンジンが無難です。
それでもディーゼルエンジン特融のフィーリングが好きな方は、上記のリスクを配慮し大きなトラブルを回避することで、ディーゼルエンジンとうまく付き合うことができます。
CX-5はガソリンエンジンとディーゼルエンジンが選べる貴重な車種であり、それぞれのメリット、デメリットを理解した上でライフスタイルに合う車選びをすることが大切です。