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車のバッテリーを変えたはずなのにエンジンがうまくかからなかったり、エアコンやオーディオなど電気系統の調子が悪いと感じた場合は、『オルタネーター』の劣化が原因かもしれません。
もしもオルタネーターに異常がある場合は、走行中に車のエンジンが止まってしまうなどの大きなトラブルに繋がる可能性があるため早急に対応する必要があります。
この記事では、オルタネーターが故障した場合の費用やリビルトオルタネーターについて紹介させていただきます。
車のオルタネーターとは
オルタネーターは簡単に説明すると車で使用する電気を作る部品です。エンジンを始動させることで同時にオルタネーターで電気を作ってバッテリーに電気を蓄えたり、オーディオやエアコンなどの電力となります。
オルタネーターが故障した場合は、車を動かすための電気が無くなってしまうため走行はもちろん操作すらできなくなってしまいます。
オルタネーターが故障した場合の症状は?
オルタネーターが故障してしまうと電力が足りずエンジンをかけることができなくなります。たとえバッテリーが新品の状態であっても電気をすぐに使いきってしまうためエンジンがかかったとしても数分で止まります。
またオルタネーターが故障するとバッテリーマークの警告灯(メーター内のインジケータランプ)が点灯している状態になると思います。
もしも走行中にバッテリーマークの警告灯が点灯した場合は、すぐに路肩に寄せるなどの対応が必要です。
そのまま走り続けてしまうとエンジンが急に止まってしまい、追突されるなどの二次災害を起こしてしまう可能性があるからです。
他にもオーディオの音量が大きくなったり、小さくなったりと電気系統が不安定になってしまうという症状もあるためここでも注意が必要です。
新品とリビルト品の違いは?
オルタネーターが故障した場合は部品を交換する必要があります。車の部品は故障したら新品に取り換えるのが一般的ですが、オルタネーターは新品の他にリビルト品(再生部品)といって中古品を修理した物も販売されています。
オルタネーターの価格としては、新品で5万円~10万円ほど、リビルト品で2万円~4万円となっています。そこに交換費用(取り付け工賃)が5000円~と車種により異なります。
オルタネーターを交換する場合は、ディーラーでもリビルト品を取り扱っていて『少しでも安く済ませたい』という方が多いので、リビルト品を選択する割合が多く新品に交換することが珍しいくらいです。
リビルト品のオルタネーターには注意点も
リビルト品は修理してあるとはいえ新品とは異なります。壊れている部分は直してあっても壊れていない部分はそのままの状態であり全て修理してあるわけではないということです。
リビルト品にも3年程度の保証が付いている物がありますが、保証が切れたころにダメになってしまうケースもあるため、今後も長く乗る予定であれば新品に交換することをおすすめします。
ある程度で割り切れるようであれば、新品に比べてリビルト品の方が費用を抑えることができるため大きなメリットだと思います。